三建の放5岩崎橋付近の道路構造についての説明会。 9月25日(日)

 今日午後2時から2時間、放5の説明会が、世田谷区の青光学園で開催され、岩崎橋を平面構造にするという突然の決定に納得できない住民が多数出席しました。体育館に用意した椅子がほぼいっぱいになる盛況で、100人以上いたでしょうか。
 三建側の出席者が次々挨拶し、これまでの経緯や平面構造にした理由などを、例によってスライドを使って延々と説明するのに対して、シ-ンと冷たい沈黙が支配していました。
 30分以上経って、やっと質疑応答の時間になると、多くの手が上がり、質問や要望が相次ぎました。
 岩崎橋を渡る多くの世田谷区民に対して、放5に関するニュースがまったく周知されていないこと、今日の説明会が条例などで定められたものではなく、開催そのものに疑義があること…などから始まって、歩行者数、通過車両数などの質問、絶滅危惧種のこと、歩行者の安全など、幅広い質問が相次ぎ、ほとんどの人に質問の機会が回ってこないうちに、時間切れということで、打ち切られてしまいました。もっと時間を延長するようにという声は無視され、閉会後、三建側に詰め寄る人もいました。
 
 この説明会に出席してわかったことは、平面案という道路構造はもちろんのこと、放5そのものについてもまだ住民が納得していないことです。どの質問も都のやり方に対して批判的でしたが、中でも、もっとも驚き、感激したのは、2年半にわたって討議を重ねた「放5推進検討協議会」の会長を務めた亀山章先生がわざわざ出席してくださって、東京都の平面構造決定にいたった根拠について、一つ一つ理論的に反論してくださったことです。今回の決定がいかにいい加減なものかよくわかって、胸のすく思いがしましたが、それに対する都側の回答は「もう決定したので、工事を行います」の一点張り。説明役が三建の課長氏では権限もなし、何も言えないのかもしれませんが、亀山会長の堂々たる反論に対して、ぜひ建設局長の意見を聞いてみたいものです。
by tamagawajk | 2011-09-25 18:56 | 放射5号道路計画


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